緊急地震速報

初めて緊急地震速報を聞いたのは、約10年ほど前でしょうか…
当時はケータイでしたが、その場にいた全員のケータイから謎の音が鳴り出し、「なんだろ～？」と話してたところに震度4の地震がきました。

2回目はそれから数年後、東日本大震災の時です。
職場にいた私は、速報が鳴るとすぐに飛び出して広い場所へ移動、直後に震度6弱の揺れを経験しました。自分の席への通路は倒れたロッカーで塞がっており、戻れませんでした。

何とか家に帰ると、その頃はまだ生きていた犬2頭、猫、文鳥の生存を確認しホッとしたのを昨日の事のように覚えています。
前の記事でも触れましたが、そのうちの3匹は1年以内に亡くなってしまいましたが、犬1匹は今も元気に妹夫婦と暮らしています。

速報の音と激しい揺れをセットで覚えているのか、速報が鳴るととても怯えてクンクン鳴くそうです。
昨日は久しぶりに速報が鳴り、私も心拍数が上がりましたが、同僚の方の震災を経験したワンコも、やはり怯えていたようです。
逆に震災後に生まれた、他の同僚の方のワンコも、我が家のエルやはちも、速報には全く反応せず、ただ揺れに戸惑っている感じでした。

うちでお世話になっているペット霊園では、東日本大震災の慰霊碑と共に、共同墓地が設けられています。震災の被害に直接合わなかったものの、その年に亡くなってしまったペット達は、本当に多かったそうです。それだけ、心にかかる負担が大きかったのだろうと思います。
大事なペットの負担を考えると、速報の音ももう聞かせたくない気持ちになりますね。怯えるということは、かなりのストレスがかかっているはずです。
私たちの備えを考えれば、とても大切な緊急地震速報ですが、せめて音を変えられたりできれば、少しはペットの負担も軽減されるのではないかと思う今日この頃です。